幸せとは、ありのままの自分を受け入れること
ヨガ哲学のお話し会で
以前、ヨガ哲学についてのお話し会に参加したことがあります。テーマは「自分とは何か」「幸せとは何か」でした。
結論を先に言ってしまうと、そこで語られていたのは「自分に素直になること、ありのままの自分を受け入れることが幸せである」ということでした。
正直に言うと、最初はこの言葉の意味がよくわかりませんでした。素直になるとは、受け入れるとは、具体的にどういうことなのだろう。長いあいだモヤモヤを抱えたままでした。
自分の内面と言葉を一致させる
そのモヤモヤが晴れるきっかけになったのが、ある本との出会いでした。その本の中に「一致」という言葉が出てきます。自分の内面と、口に出す言葉を一致させること。それがまさに「自分に素直になる」ということなのだと、ようやく腑に落ちました。
自分を偽って周りに合わせようとすると、どこかで無理が生じます。本当はそう思っていないのに同意してしまう。本当はやりたくないのに引き受けてしまう。そうした小さな無理の積み重ねが、じわじわと心を疲れさせていきます。
反対に、自分に正直でいられると、その苦しみから少しずつ解放されていきます。
合わせるべきは自分ではなく
もうひとつ、印象に残っている言葉があります。「仕事に合った人を探すのではなく、人に合った仕事を見つける」という考え方です。
多くの場面で、私たちは「合わせなければ」と思いがちです。求められている役割に自分を合わせようとする。けれど、それがぴったり合うことはなかなかありません。合わない部分を無理やり埋めようとすればするほど、しんどくなっていきます。
本当は逆でもいいのだと思います。自分に合う形を、まわりの側が少しずつ調整していく。それは決してわがままなことではなく、誰もが心地よく過ごすために必要な視点なのだと思います。
ありのままでいることは幸せへの近道
「ありのままの自分を受け入れる」という言葉は、ともすると理想論のように聞こえるかもしれません。それでも、人には誰しも幸せに生きる権利があります。
がんばって誰かに合わせ続けることよりも、自分の内面と言葉を一致させること。そこから始めてみると、思っていたよりも近くに幸せの入り口があるのかもしれません。